いずみ図書フェス 第1回

いずみ図書フェス 第1回

~読書で広がる子どもの未来、杉並和泉学園の図書館を地域開放~

output型の教育の今だからこそ、知識を取り込むinputがとても大切です。
子どもたちが本を通じて知の探究心を養い、また専門分野の知識を持つ地域住民と交流して視野や興味を広げ、地元ふるさと和泉を実感できる場を提供します。

2019年の図書フェスは、読書の秋にちなんで10月の土曜日午後に2回開催しました。
絵本の読み聞かせ、紙芝居、本に関する相談などを随時行い、また地元和泉に住む研究者を招いて「ひみつシリーズ」の講演会も開かれました。

会場ではベストセラーの本や杉並和泉学園小学部で毎月行なっている読み聞かせの絵本、それに和泉の歴史を写真や動画で紐解く「和泉ストーリーボックス」が展示され、地域の児童のほか多世代の住民が来館。

乳幼児親子が学校図書館の畳の上でお気に入りの絵本を片手に楽しむ様子も見られ、読み聞かせボランティアも子どもたちと共に様々なジャンルの本を一緒に読むなど、本を介して地域の世代間交流の場として有意義なイベントとなりました。

第1回 「ひみつシリーズ」 クモのひみつ

ゲスト講師: うめばやし つとむ先生

概要
●日時: 令和元年 10月5(土)13:00〜16:00
●場所: 杉並和泉学園(2階 図書館)
●参加人数: 51名(未就学児8、小学生21、大人22)

梅林先生とクモが出会うきっかけ、そして幼少期の観察から現在の「クモ博士」と呼ばれるまでの研究について、ご自宅にある電子顕微鏡で撮影された珍しい写真とともにわかりやすくお話ししてくださいました。

来場者はクモの体の構造や糸の性質、そして様々な種類のクモの生態を知ることができ、また肉眼からは想像もできないミクロの世界に驚嘆。会場ではクモの専門書や標本もたくさん並び、図鑑をはるかに越えた貴重なクモの情報や内容の濃いエピソードに皆聞き入っていました。

講演終了後も「地元の学校図書館で、世界一大きいクモの標本を目にすることができるとは!」と梅林先生の周りには大人も子どもも集まり大人気。

知的好奇心や探究心の育まれるひと時となりました。

和泉のアーカイブ

開催日は和泉のアーカイブ、『和泉ストーリーBOX』も閲覧できました。

戦前から現在の和泉の街全てがわかる素晴らしいコンテンツです。図書館の横に3つのモニターがあり、機会があれば是非ご覧になってください。

資料、写真だけでなく動画もあり、あの頃の街並み、そして懐かしい人に会えるかもしれません。