秋分の日

秋分の日

暑さ寒さも彼岸までといわれますが、ここシンガポールは常夏の国。
今日も日差しはギラギラ〜強いです。
一方、東京(北緯36度)はこれから冬至に向けて南中高度が低くなり、季節は秋から冬へ。
日本の今日は秋分の日で昼と夜の長さが同じ日。
シンガポールは太陽が高くなる日です。
今日はお昼の12時56分に(Altitude)南中高度89度になりました。
https://www.timeanddate.com/sun/singapore/singapore

https://www.timeanddate.com/sun/singapore/singapore

この表で見ると、ちょうど90度の日は秋分の日の3日前の9月19日と20日だったようですね。
シンガポールは北緯1.17度のほぼ赤道直下に位置するため、春分の日と秋分の日の前後になると、
午後1時ごろに太陽は90度の高さになり、影がほとんど消えるという現象が現れます。
(時刻が日本のように12時ではないのは、シンガポールが本来日本よりマイナス2時間の位置にあるからです。)
今日は太陽が燦々と出ていたので、89度の影を写真に写してみました。
子供の頃の、夏休みのプールの帰りの影を思い出します。

シンガポールでは6月の夏至の頃には太陽は北側にありますが、それから少しずつ南側に移動します。
この時は影は南側に出ます。
今日9月の秋分の日は太陽はほぼ真上。影がなくなる数分の間は、太陽が真上にある時でいわゆる南中高度90度となります。
その後12月の冬至の頃までは太陽は南側に移動し、影は北側にできます。
日本にいると、日中の方角は太陽のある方向や影のある所や長さで方角や時刻を知ることができましたが、
赤道直下の暮らしでは今までの常識がやや使えない時もあります。
太陽の南中高度 = 90° − その地点の緯度
東京の場合:90° − 36° = 54°
実際この表でも東京の今日の南中高度は12時時点で54°ですね。
https://www.timeanddate.com/sun/japan/tokyo

https://www.timeanddate.com/sun/japan/tokyo

夏至の日:南中高度 = 春分・秋分の日の南中高度 + 23.4  (最も高い)
冬至の日:南中高度 = 春分・秋分の日の南中高度 − 23.4  (最も低い)
地球は、公転面に垂直な方向に対して地軸が約23.4°傾いたまま、自転しながら公転しています。
このため、一年を通して太陽の南中高度や昼間の長さが変化して、季節による気温の変化がありますが、
シンガポールは赤道直下なので季節による太陽の高度の変化はなく、ずーっと暑い夏、いわゆる常夏です。
あ~日本の秋を味わいたい! 食欲の秋!