シンガポールについて 藤原 公開日: 2021年5月24日 カテゴリー: あすをり、シンガポール シンガポールは経済大国でもあり、そして観光大国です。アジアの中でも街は美しく、食べ物も美味しく、そして英語も通じるので日本からも多くツアーを組んで来星。いろんな人種や宗教も混ざり合っているので異国情緒たっぷりで、海外旅行にはうってつけのシンガポール。しかし去年からの新型コロナウィルスの蔓延で、旅行も今は厳しい状況。旅行者の消費はなく、やや寂しげです。私が渡星する直前、あすをりなすの会の会議で専大附属高校の堀江副校長先生方とご一緒し、同校のシンガポールへの修学旅行が中止となったこと、そして旅行のしおりを持ち楽しみにしていた生徒の落胆ぶりなどをボランティア担当の渡辺先生から伺いました。彼らのことを考えるととても胸が痛くなったことを思い出します。一生に一度の楽しみにしていた修学旅行が直前で中止になるのは本当に辛いです。近いうちにこの状況が好転し、そんな彼らを含めみんなが安全に国内や海外へと会いたい人に会い、行きたいところに行ける日が来ることを祈っています。 シンガポールの基本情報<外務省による情報>●面積:約720平方キロメール●人口:約569万人。うちシンガポール人・永住者は404万人(2020年)●民族:中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%●言語:国語はマレー語。公用語は4言語で英語、中国語、マレー語、タミール語。●宗教:仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教 シンガポールはアジア圏ということもあって在留邦人数も多いのですが、(36,797人2019年10月現在)、届けているのは実際の数より少ないと思われるので、それよりもかなり多くの日本人が居住しているのが現状です。 シンガポール東京から飛行機直行便で約7時間。マレー半島の南端に位置するシンガポール島を中心にした国で、国土は意外と狭いのが印象的です。東京23区や淡路島とほぼ同じ、と例えるとわかりやすいですね。シンガポールは北緯1.17度にあり、ほぼ赤道直下で熱帯雨林気候に属し、年間を通じて高温多湿の気候。最高気温が年間を通じて29~33℃ですが雨季(11月~2月)と乾季(3月~10月)があり、特に昨年12月ごろは日頃の暑さに慣れているせいか、涼しいを通り越えて寒いと感じる日もあり、トレーナーや薄手のコットンセーターを着ている人も多かったぐらい。日本の真夏のような気候とは少し違います。日本は四季があり、身近なところでは季節によって植物、食べ物が変わり、着る洋服も衣替えをしながら季節に合ったものを選び生活をしますが、シンガポールでは衣替えもなくずっと夏の衣類です。面倒な衣替えがないのはとてもありがたいのですが、意外と人の記憶は季節とともにあると実感。あの時着ていた服はコートを羽織っていたから冬だったとか、人と会食をし、食べた食材をヒントに時期や内容を思い出したり。知らず知らず季節とともに生活をしていたのだと感じています。(要するに、最近記憶がないということですが、、、。) そうそう、よく時差のことも聞かれますが、日本(協定世界時UTC+9)よりもかなり西に位置するわりには時差は1時間。これにはいくつか理由はありますが、主に香港マーケットの存在に伴う経済性優位や中華系諸国との関係性で、位置とは関係なくUTC+8に設定されているようです。ただ生活をしていると、とにかく朝の夜明けが遅くて。 今朝は6時55分の日の出です。近くの子どもたちが通う日本人小学校の朝の通学専用バスは家の前を6時50分出発なので、真っ暗な中バスに乗車して登校です。日の入りは19時06分。日が長いのでのんびりしていると慌ててお夕飯準備に取り掛かり、あっという間に寝る時間となってしまいます。しかし、このところの新型コロナの変異ウイルスが急増していることから、今月19日から子どもたちの通う学校はオンライン授業に切り替わりました。ハイスクールはテスト中なのでシンガポールの教育省に許可の下、これまで通り学校でテストを受けていますがていますが、いつものスクールバスはガラガラ。下校時の帰りの電車は少しリスクがあるとのことで、遠い中自家用車でお迎えや保護者が手配するグラブ(タクシー)で下校する生徒も多く、リスクに合わせて保護者の判断でそれぞれの生活をしています。オンライン授業においては、昨年シンガポールは4月から6月に全ての学校(ローカル校、日本人学校、インターナショナルスクール)がオンライン授業を経験しているのでスムーズに移行し、いま子どもたちはただただステイホームの毎日です。 保健省と教育省は今後12歳から15歳のワクチン接種も計画とのこと 関連情報 常夏シンガポール